海外で良い不動産物件を見極める作業には高い専門性と根気が必要です。
特に北京のように大きく、また発展速度の著しく早い都市において正確でなおかつ新しい情報を常に更新していくことは至難の業。
龍頭公寓ではこのコーナーを通じて北京の不動産の情報を紹介していきたいと思います。
その1「設備」
北京での不動産購入作業はとかく失敗談や苦労話ばりが取り沙汰され、
北京の不動産は全て欠陥商品で購入すべきでないとの風潮が日本人の間にありました。
しかしここ数年北京の不動産物件は設備資材の品質改善・建設工事レベルの向上もあり、
分譲購入の対象になりえる物件もでき玉石混交の時代になってまいりました。
分譲物件選定にあたり立地や環境また管理運営などのソフト面の調査ももちろん重要ですが
建物自体のハード面の検証に特別な注意を払う必要があります。
北京の建物の欠陥は、その多くが設備の粗弱さにあるからです。
水回りや電気系統に決定的欠陥のある物件はあとで手の施しようがありません。
今回は設備についてのチェックポイントを列記します。
| 給水 | 水の水質・水圧のチェックは朝か夕方したい。浄水機・揚水ポンプ・貯水槽・配管さらにパイプスペースの独立性なども検証しておきたい。 |
| 給湯 | 60度以上の湯温が安定して24時間出るか。 |
| 下水 | 配水管が充分太いこと、特にトイレは100φ以上欲しい。ちなみに北京の標準は70φ。 |
| 漏水 | 各配管接合部継手に漏水がないか。消防用水配水管は特に注意。また冷温水配管に結露防止用保温材がきちんとまかれているかもチェック。 |
| 防水 | 窓周り・浴室床周りの防水が確かか。 |
| 冷暖房 | 全室に完備されているか。その建物管理者の判断で温度調節が可能か。 |
| 昇降機 | 24時間稼動するか。 |
| 電気 | 停電時の対策があるか。 |
| 電話 | 直通国際回線の確保。 |
| テレビ | 日本の放送を受信するアンテナが必要数用意されているか。 |
以上のような検証は一般に外見からはわからないことが多く、
専門家でも完全に見極めることは困難です。
従って購入に際しては次のことに気をつけることをお勧めします。
(1)完成の前には購入しない。
(2)先入居者の評価の確認。
尚、北京では、中古不動産市場が事実上機能していないので値上益を期待しない方が無難。
北京の不動産は自ら利用するひとが充分吟味した上で購入すべきです。